こんにちは。ナンバーワン自動車販売プロデューサー野瀬貴士です。
車屋もブランディングが必要だ!と言われることも増えてきて、ブランディングをしないといけない!ブランド化させればお客様は目掛けてやってきてくれる!といった話もあるのですが、実際にはどのようにブランディングをすればいいのでしょうか?
世の中には間違った方法がブランディングだ!と勘違いしてお金をかけて行っているところも多いです。
ブランディングの正しい知識を知って、ブランド化の考え方をお伝えしたいと思います。
ブランド化=魅せ方ではない
ブランディングといえばとにかく目立つことで露出を増やすことと思っている人も多く、SNSの台頭によってSNSで儲かってますアピールをしたり、とにかくフォロワーを集めて数を集めたらファンが増えると勘違いしている人も多いです。
そのやり方を教えるコンサルなども多いのですが、これをやっても集客はうまくいきません。
ブランディングは魅せ方ではないのです。
では、ブランディングとは何か?というと、まずは言葉の意味から考えていきましょう。
ブランドとは?
ブランドの定義は、「人々から認識されようと意図するエンティティ(人、組織、企業、事業体、都市、国など)によって行われる、あらゆる表現の総和」である。と言われています。
マーケティングの世界では、個別の売り手もしくは売り手集団の商品やサービスを識別させ、競合他社の商品やサービスから差別化するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたものと言われています。
わかりやすくいえば、「ブランドとは自社と他社のサービスや商品を差別化、識別化して価値を高め固定したファン作りを目的とするもの」という意味になります。
つまり、商品やサービスの違いをどのように打ち出すか?がもっとも重要です。
それを、人で魅せようとしたり、表面だけの魅せ方でロゴなどを作ってブランド化!とやってしまうところが多いです。
ブランディングとはどういうことか?
では、ブランディングとはどういう意味なのか?というと、簡単に言ってしまえば、「お客様に支持される」ことです。
お客様の支持が増えることでブランド化します。
つまり、ブランドは売り手が作るのではなく、お客様が作るということです。
私が経営していたお店ラインアップを例にお伝えします。
ラインアップのコンセプトは、ファミリーや中古車初心者が、コミコミ80万円で安心して買えるミニバン専門店です。
このコンセプトをブログやホームページ、SNS、YouTubeなどで認知活動を行い、お客様にコンセプトが支持されていくので、「中古のミニバンといえばラインアップ」という認識が広まっていきました。
その中に、他社にもない保証制度なども導入し、より安全安心に購入できるという「支持」を集めていきました。
そうすることで、お客様が勝手に他社との区別をして、ラインアップはどのようなお店なのか?というのは自然と浸透して行ったのです。
ブランディングに必要な考え方
つまり、ブランディングに必要なことは、まずはコンセプトの設計にあります。
あなたのお店が他社と差別化できる明確なコンセプトを設計し、次にそのコンセプトを認知させることです。
認知活動は、看板、広告、ホームページ、ブログ、SNSなどさまざまなあります。
インターネットでの認知活動は潜在的な見込み客を獲得できるので必須です。
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ブランディングとはお店の良さを伝えること
ブランディングは売り手が作るのではなく、お客様に知ってもらい、お客様にその良さが伝わらないといけません。
なので、認知→告知という活動を毎日のように行っていくことが重要になるのです。
大手がTVCMをなぜやるのかというと圧倒的な認知を得る為です。
CMでセールスするところはありませんよね?
どんな商品、サービス、会社なのかを知ってもらうための告知をしているのです。
それによってお客様が知る絶対数が増えて、サービスや商品の購入者が増え、良さを知ってもらうことでブランドとなるのです。
どれだけ認知の数を集めても良さがなければブランドとなることはありません。
車屋がブランディングする為には、認知を増やすツールの構築が必要です
車屋さんのブランディングは、ロゴを作ってカッコいいホームページを作ることでも、YouTuberのようになることでもありません。
より多くのお客様に知ってもらえるような媒体を持ち、認知を増やすことです。
その為には、ブログという媒体はファンを増やす為には重要になってきます。
あなたのお店を支持してくれるお客様が勝手に集まってくる媒体を作ることがブランディングをしていく第一歩でもあります。
間違ったブランド戦略を行うと無駄にお金だけを使うことになります。
お客様に支持されて信頼されるための媒体作りこそブランディングに繋がっていくのです。