【車屋経営の㊙戦略 #2】 売れる営業マンを育てても、会社は強くなりません。

売れる営業マンを育てても、会社は強くなりません。

トップ営業マンが明日辞めたら、御社の売上はどうなりますか?

少し考えてみてください。

もし、営業成約率が一番高い営業マンが突然辞めたら。

御社の売上はどうなるでしょうか。

実は私は、その現実を経験しました。

しかも、自分が一番時間をかけて育てた営業マンでした。

19歳のアルバイトでした。

彼は19歳でアルバイトとして入社しました。

元職人で、営業経験はゼロ。

当然、最初はまったく売れません。

でも私は、

「この子は絶対に伸びる。」

そう思っていました。

だから徹底的に教えることにしたんです。

毎日マンツーマンでした。

営業台本を作る。

ロープレをする。

商談が終われば、一緒に振り返る。

なぜ決まらなかったのか。

どう話せば良かったのか。

細かくフィードバックしました。

私がオークションへ仕入れに行く時も、一緒に連れて行きました。

車の知識を教えるためです。

移動中も。

オークション会場の待ち時間も。

営業トークの練習。

商談中も報連相をさせて、

必要なら私が途中から商談に入り、その場で契約を決めるところを目の前で見せました。

とにかく毎日。

マンツーマンでした。

3ヶ月後、変化が現れました。

少しずつ契約が取れるようになりました。

そして1年後。

商談を見ていて思ったんです。

「俺のコピーだ。」

商談の順番。

話し方。

お客様への質問。

クロージング。

ほとんど同じでした。

成約率は他の営業マンより圧倒的に高い。

しかも値引きもしない。

粗利もしっかり残る。

私は本当に嬉しかったんです。

でも、ある日。

「社長、お話があります。」

そう言われました。

家庭の事情で辞めたい。

そう聞きました。

私は、

「それなら仕方ないな。」

そう思いました。

引き止めませんでした。

半年後。

偶然、一軒のお店を見つけました。

「あれ?」

どこか見覚えがある。

ホームページを見る。

展示場を見る。

調べれば調べるほど確信しました。

彼が独立していたんです。

しかも、

私がやってきた店づくりを、そのまま。

正直、かなりショックでした。

悔しくて眠れない日もありました。

その後、オークションで会う機会がありました。

話をすると、

「社長には言えませんでした。」

そう言っていました。

怒りというより、

切なかったですね。

本当に怖かったのは、そこじゃありません。

彼が辞めたことよりも、

もっと怖かったことがありました。

「もう、あの成約率では売れない。」

残った営業マンでは、彼の代わりは務まりません。

どう考えても売り逃しが増える。

成約率は落ちる。

そう思いました。

そして、その予感は当たりました。

実際に売り逃しが増えたんです。

見ていられなくて、

私が何度も商談に入りました。

でも、

「このままじゃダメだ。」

そう思ったんです。

その時、私は本当の問題に気付きました。

今までは、

「売れる営業マンを育てよう。」

そう考えていました。

でも違いました。

売れる営業マンを育てても、会社は強くならない。

必要なのは、

誰が商談しても、一定レベルで売れる営業組織を作ること。

その考え方に変わった瞬間でした。

ここから私は、

営業台本。

営業補助ツール。

ロープレ。

商談フィードバック。

営業の仕組みづくりを本格的に始めました。

今の『粗利4倍の即決営業台本』は、この出来事がきっかけで生まれたんです。

今日からできること

営業マン全員の成約率を書き出してみてください。

そして、一番成約率が高い営業マンが辞めたら、

会社全体の成約率はどうなるでしょうか。

もし大きく下がるなら、

今育てるべきなのは営業マンではありません。

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