こんにちは。野瀬です。
最近、車屋さんから「WEB広告の効果が落ちている気がするけど、やめるのは怖い」という声を本当によく聞きます。
確かに以前は、広告を出せばある程度の反響が取れた時代もありました。
しかし今はどうでしょうか?
Google自身が裁判資料の中で「オープンウェブは衰退している」と認めています。
つまり、従来型の検索広告やディスプレイ広告は、もう今までのような集客力を持たないということです。
そこにAIの台頭が重なり、お客様は広告ではなくAIが出す答えを信頼するようになりました。
要するに、広告に頼って集客するモデルは確実に限界を迎えている。これは間違いない事実です。
もしあなたが会社の集客や売上につながるものをWEB広告に頼っていたなら非常に重要な話です。
広告依存は未来のリスクになる
「広告を止めたらお客様が来なくなるのでは?」という不安から、費用対効果が落ちていても広告を続けてしまう社長は多いと思います。
ですが、それを続けることこそが本当のリスクです。
今まで10件反響があった広告が、同じ金額で2〜3件しか反応がなくなっている。
それでも「やめられない」と広告を出し続ける。
結果、広告費だけが膨らみ、利益は確実に減っていく。
これが広告依存の怖さです。
そしてAI時代が進めば、この傾向はさらに加速します。
つまり「広告に頼り続ける=未来の赤字を自ら招く」と言ってもいいのです。
関連記事
そろそろ「脱広告依存」を考えませんか?お客様に選ばれる会社になるために整えること
本当に必要なのは「営業の仕組み化」
ではどうすればいいのか。結論から言えば、広告の代わりに「営業の仕組み」を社内に作ることです。
誰が接客しても一定の成果が出せる。広告を止めても紹介や口コミでお客様が来てくれる。
そんな体制を作ることこそ、これからの車屋に必要なことです。
営業トークや商談の進め方を属人化させず、会社のノウハウとして共有する。
商談のどこで成約につながり、どこで断られているのかを可視化して改善していく。
こうした取り組みが積み重なることで、営業力は会社全体に底上げされていきます。
「人を育てる」のではなく「育つ仕組みを残す」。
これができる会社は、もう広告に依存する必要がなくなります。
関連記事
広告費をかける前に、なぜ「選ばれる」会社になる必要があるのか?
信頼を積み上げれば広告を超えることができます!
広告を打たなくても集客できる車屋には共通点があります。それは「信頼を積み上げている」ということです。
例えば
整備の質を徹底し、納車後のフォローを怠らない。
接客の一つひとつに誠実さを込める。
そうした日々の姿勢がお客様の心に残り、口コミや紹介という最強の集客へとつながります。
さらに整備の様子を動画やブログで発信すれば、「この店は裏側まで見せてくれている」という安心感を生みます。
地域に根ざしてお客様に売り込まずに親身になって相談にのることが大切です。
こうして地域の中で「この店なら大丈夫だ」と言われる存在になることが、広告に頼らずにお客様に選ばれる最大の理由になります。
関連記事
「売る営業」から「喜ばれる営業」へ 中古車販売で信頼を生む接客への転換とは?
データを味方に変える
営業の仕組み化にはデータの活用も欠かせません。
来店者の動き、成約率、どの経路から来たお客様が長く付き合ってくれているか。
こうしたデータをきちんと把握し、小さな改善を繰り返していくことが大切です。
うまくいった施策は広げ、成果の出なかったものは修正する。
これを積み重ねることで、会社は広告費に頼らずとも安定して成長できる体質に変わっていきます。
広告に頼るか、仕組みを残すか
はっきり言います。AI時代において、広告の効き目はこれからさらに下がります。
広告に依存し続ける会社は、未来の赤字を抱えていくしかありません。
一方で、営業の仕組みを作り、信頼を積み上げることに力を注ぐ会社は、広告がなくても選ばれ続けます。
これはもう「やるかやらないか」の問題ではありません。
生き残るか、淘汰されるか。
その分岐点に、今私たちは立っているのです。
もし、広告をやめたいけどなかなか辞めるのが怖いと感じている社長でもご安心ください。
誰が売っても驚くべき決定率と利益率を打ち出せる営業マンの育成方法と、その仕組み化を導入しながら、少しずつ広告を減らしていくことも可能です。
営業の仕組み化が少しでも気になったなら、まずはこちらをお読みいただけると嬉しいです。
『車屋経営のマル秘戦略』
https://amzn.asia/d/26aLlTA