こんにちは。ナンバーワン自動車販売プロデューサー野瀬貴士です。
皆さんは、ホームページの社長プロフィールを考えて作っているでしょうか?
ほとんどのホームページでは簡潔に、このようなことをプロフィールに書かれていると思います。
- 略歴
- 専門資格
- 実績
- 役職
そして社長からの一言くらいでしょうか。
それではお客様には何も伝わらないでしょうし、社長のただの自己満足になってしまうのでお客様が興味を示すことはありませんよね。
車屋さんの中には、プロフィールなんて意味ないからという考えで適当に書いているケースが非常に多いです。
実は社長プロフィールはホームページの中でも重要で、プロフィールだけでお客様の心を掴み、信頼を勝ち取り成約率アップにつながるのです。
この記事では、社長プロフィールの重要性をお伝えいたします。
なぜ社長プロフィールは重要なのか?
初めてお店を知ってくださるお客様は、いきなりホームページを見たからといって車を買いに来てくれるわけではありません。
ホームページをみて、どんなお店なのか?
そしてどんな社長なのか?
など人物像も知っておきたいと考えると思います。
その時に重要なのが社長プロフィールなんです。
ホームページの役割はお客様との関係性の構築になります。
その時に、お客様にどんな人物なのか?と興味を持っていただき、考え方、理念などお客様にお伝えし、信頼できるのかどうかを判断していただけるのが社長プロフィールになります。
どんな思いで会社をやっているのか?
お客様へ対するメッセージをプロフィールに記載することでお客様の安心感と信頼へと繋がっていくのです。
お客様の心を鷲掴みにするプロフィールとは?
プロフィールは自己PRをすべきだ!と教えているところもあるのですが、見ず知らずの人に自分凄いでしょと自慢ばかりアピールされたらあなたはどう思いますか?
おそらくですが、「ウザい」と感じるのではないでしょうか?
プロフィールは確かに経歴などは書いた方がいいのですが、それよりも重要なことがあります。
それは、なぜお店を作ったのか?という経営者の想いです。
そして、お客様への想いです。
どのような経緯でお店を始めたのか?
どんな時に経営者として喜びを感じるのか?
そして、お客様の為にどんなことを行っているのか?
その思いをお客様に伝わるように記すことが大切です。
お客様の共感を得て、ここなら安心だし、信頼できる!と思っていただくことがプロフィールの目的になります。
具体的な社長プロフィールの作り方
マーケティングの中には「ヒーローズジャーニー」というものがあります。
ヒーローズジャーニーとは、世界中の神話を研究したジョゼフ・キャンベル氏は、神話の主人公たちが辿っている道のりは多くの共通点があることを発見しました。
そのヒーローズジャーニーは12のステップがあります。
1:日常世界
主人公の日常描写から始まる。
主人公は問題を抱えていて、人生に何らかの対立が存在する。
対立や葛藤が主人公を新たな方向へ引っ張っていく。
2:冒険への誘い
外部から何らかのキッカケが与えられる。
もしくは自分の内部から生じた思いが、主人公の状況に何らかの変化を与える。
主人公は挑戦や冒険などの変化の始まりに直面させられる。
3:冒険の拒否
主人公は未知なる世界に踏み出すことに恐怖を感じる。
冒険に出ることや、新しい第一歩を踏み出すことを拒否して一時的に逃れようとする。
変化を拒んで、現状のままでいようとする。
4:賢者との出会い
主人公は賢者や導き手とであい、必要な知恵や助言をうける。
冒険に必要なアイテムや、スキルを習得する訓練を受けるパターンもある。
出会いやキッカケを得て新しい冒険へ旅立つ決意をする。
5:戸口の通過
主人公は日常の世界から旅立ち、新しい環境や世界に入っていく。
本格的な冒険がはじまる。
6:試練、仲間、敵
主人公は、新たな環境で試練や障害にであう。
また仲間や敵とであう。
様々な試練を乗り越えて成長していく。
7:最も危険な場所への接近
冒険の目的を達成するためには、もっとも危険な場所に行かないといけないことがわかる。
主人公と仲間は、最大の試練に向けての準備をする。
8:最大の試練
主人公は最も危険な場所で最大の試練に立ち向かう。
絶体絶命のピンチに直面するが、死の瀬戸際から復活し試練に打ち勝つ。
9:報酬
主人公は試練に打ち勝った対価として報酬や宝を手に入れる。
10:帰路
主人公は特別な世界での冒険を終えて故郷に引き返す。
ここで危険な場所からの逃亡劇になるパターンも多い。
倒したはずの敵の反撃にあったり、仲間の裏切りなどに遭遇するパターンもある。
11:復活
主人公は再び困難や障害に遭遇する。
再び犠牲や代償を払って逆境から真の再生・復活をはたす。
主人公は新たな自分へ生まれ変わる。
物語の始まりからあった問題や対立がようやく解消される。
12:宝を持っても帰還
主人公は成長をとげて、宝を持って故郷に帰還する。
民衆に認められて、名声や名誉を受ける。
そのまま冒険を続けていくパターンもある
このヒーローズジャーニーは、『ハリー・ポッター』や『スターウォーズ』などハリウッドでヒットしている映画の流れにも使われていたりします。
このヒーローズジャーニーをプロフィールに使うのです。
例えば、
”会社を設立前は、某大手ディラーに努めていました。
そこでは主に営業を任されていたのですが、会社の方針はお客様にとにかく売りつけろ!騙してでも買ってもらえ!という考え方で、私はお客様を騙す行為は納得できずにいつも社長と敵対していました。
何度もやめようと考えていましたが、このまま辞めたら家族はどうするのか?不安でなかなか辞めることもできませんでしたが、ある日修復歴のある車を全く問題のない車だと隠して販売しろ!と指示がありました。
しかし、私はお客様を騙すことはできないので、その指示には従うことができませんでした。
もう辞めるしかないか。
と思い、他の会社へ転職を考えていましたが、他の会社で働く知り合いから話を聞くと他も同じような感じでお客様にどう売りつけるのか?という考え方の会社が多かったのです。
そんな業界ならどこで働いても同じだなと思うものの家族のことを考えたらなかなか辞められない葛藤が続いていました。
その時の私はずっと毎日悩み、思いつめた顔をしていたと思います。
そんな時に妻から、そんなお客さんを騙すような会社で働くのは子供にも胸を貼って頑張る背中って見せられないんじゃないの?
だったらあなたが理想な会社を作ればいいのよ!と言われました。
その時に、私は頬を引っ叩かれたような衝撃が走りました。
そうか!だったら自分が会社をやって、お客様が笑顔で「買ってよかった」といっていただけるようなお店を作ろうと決心したのです”
いかがでしょうか?
ここまででヒーローズジャーニーの1から4までになります。
これは創作のストーリーなのですが、このヒーローズジャーニーにあなたが会社を設立、もしくは社長になった経緯の物語を書いていくのです。
そうすることでお客様はあなたのプロフィールを共感しながら読んでくれるようになります。