こんにちは、車屋専門の採用コンサルタント野瀬貴士です。
自社メディアの活用は採用コストを削減し、本当に欲しい人材を獲得するためにも必要です。
採用コンサルタントなどのセミナーで必ず言われることも多いのが「採用につながる自社メディア戦略」なのですが一見簡単に見える自社メディアですが、実は今すぐに簡単にできるものではありません。
ただサイトを作れば良い、LPを作って広告を出せば良いというものでもなく、コツコツ運営することで、大きな資産を構築できるようになります。
この記事では、「欲しい人材の採用率をアップさせるための自社メディア採用戦略」について考え方も踏まえてお伝えしたいと思います。
車屋の採用を成功に導くに自社メディア構築でよくある質問
求人の募集をしてもなかなか集まらずに困っていたところ、SNSなどの広告にあった採用コンサルタントのセミナーに出てみました。
なるほど!と思うことも多かったのですが、その中でも今すぐできそうなことで、すぐに取り掛かった方が良いと言っていたのが、自社メディアを活用して採用率を上げることでした。
いざやろうと思ってホームページのリニューアルを含めて取り掛かろうと思ったのですが、
どうやって良いのかがわからず、最初の段階からすすみません。
自社メディアはどのように活用していけば良いのでしょうか?
このようなご相談をよくいただきます。
採用に悩む車屋さんの中には、セミナーなどに参加して自社メディアを活用しましょう!と言われて取り掛かってみる方も多いのですが、自社メディア構築は最初が肝心でここを間違ってしまうと時間やお金、労力を無駄に使ってしまいます。
採用率をアップさせる自社メディアの構築は、最初のコンセプトやターゲッティングは必須です
自社メディアで採用の強化をする際には、まずは、どんな社員を採用したいのかを明確にする必要があります。
ただ人が足りていないから求人を出して募集をかけると募集はほとんど来ないでしょう。
また、来たとしても定着せずにすぐに辞めてしまう人が多いはずです。
ですので、あなたがどんな社員を獲得したいのか?
そして、会社をどのようにしていきたいのかも明確に言語化する必要があります。
つまり、会社のビジョンを明確にし、そのビジョンを達成できる社員を獲得する。
ここが決まってなければ自社メディアを作っても見てもらえません。
会社のビジョンについて、こちらの記事で詳しく解説しています。
↓
整備士を採用するためには、会社のビジョンを明確にし整備士の将来を見える化できるかが鍵!
「採用率をアップさせる自社メディア戦略」の具体的ステップとは?
まず最初に取り組むべきは、「どんな人を採用したいのか?」という理想の人材像=ペルソナを明確にすることです。
- 経験者が欲しいのか?未経験でもやる気のある若手を育てたいのか?
- 地域に根差した人材か?それとも広域から募集をかけたいのか?
- 仕事に対する価値観や、チームでのコミュニケーションの取り方など、企業文化との相性も重視するのか?
このような点を深掘りすることで、求める人材に「刺さる」メッセージを設計することができます。
さらに「なぜその人に来てほしいのか?」という採用の理由や、入社後にどうなってほしいのかといった部分まで設計することで、採用コンセプトが明確になります。
次にやるべきは、「何を伝えるか?」を決めることです。
よくある自社サイトや採用ページは、「会社概要」「業務内容」「福利厚生」など、どこにでもある情報ばかりで、求職者の心に響きません。
しかし、求職者が本当に知りたいのは、
- 実際に働いているスタッフのリアルな声
- 1日の業務の流れ
- 入社から独り立ちまでの成長ストーリー
- 経営者が考える会社の未来
など、「この会社に入ったらどうなるのか?」が想像できる情報です。
これは、ブログ記事、社員インタビュー、YouTube動画、Instagram投稿など、さまざまな形で発信できます。
どれだけ魅力的なコンセプトやコンテンツがあっても、発信が続かなければ意味がありません。
自社メディアの運営で重要なのは、「社内の誰が、何を、いつまでに発信するか?」という仕組み作りです。
- 月に1回は社員インタビューをアップする
- 整備士の日常をショート動画で毎週1本アップする
- 経営者ブログを月2回更新する
といったように、発信のルール化とスケジュール管理がカギになります。
また、社内で完結するのが難しい場合は、外部のライターや動画編集者をうまく活用するのもおすすめです。
せっかく良いコンテンツを作っても、見られなければ意味がありません。
自社メディアと同時に活用すべきなのが、
- InstagramやTikTokなどのSNSでの拡散
- Googleマイビジネスの活用
- SEOを意識したブログ記事の設計
- 採用LPとの連携と広告運用
といった「届ける仕組み」の設計です。
ここまでやって初めて、「欲しい人材に届き、心を動かし、応募につながる」採用導線が整います。
自社メディアは「資産」になる
一度作った自社メディアは、継続して育てることで、時間とともに効果を増していきます。
最初は手間に感じるかもしれませんが、2年後、3年後には「自社メディア経由で理想の整備士が毎年入ってくる」状態を目指すことができます。いわゆる、「採用のダム」を作ることが可能です。
採用が厳しい時代だからこそ、他社と差別化し、「あなたの会社で働く理由」がしっかり伝わるメディアを今こそ育てましょう。
自社メディア戦略は私が得意とする分野でもあります。
月間50万アクセスを獲得し、車屋の集客だけではなく、求人でも自社メディアを活用して会社にマッチする人材を獲得してきた方法をあなたにもお伝えできます。
長年コツコツと積み上げ実践してきたからこそ、あなたにお伝えし、一緒に育てていくことができますので、採用でも自社メディアを活用したい!とお考えの方は一度ご相談ください。
最後に
「無料の自社メディア採用戦略チェックシート」を載せておきます。
あなたの会社の採用メディアが「採れる仕組み」になっているか、以下の項目をチェックしてみてください。
🔹 基礎設計
- 理想の人物像(ペルソナ)を具体的に言語化している
- 採用の目的や自社のビジョンが明文化されている
- 会社の強みや他社との違いを把握している
🔹 コンテンツ戦略
- 実際に働く社員のインタビュー記事がある
- 1日の仕事の流れや現場の様子を紹介する記事・動画がある
- 経営者の考えやビジョンを発信するコンテンツがある
- 未経験者や若手が安心できる教育体制の説明がある
🔹 運営体制
- 定期的に更新できるスケジュールが決まっている
- 社内で運用を担当するメンバーが明確になっている
- 外部のライターや編集者と連携している(or検討している)
🔹 発信・拡散
- SNS(Instagram, TikTokなど)と連携している
- Googleビジネスプロフィールを活用している
- SEOを意識した記事タイトルや構成になっている
- 自社メディアへの導線を採用LPや求人広告に入れている
→ 10項目以上チェックがつけば、自社メディアの基盤は整っています!
5項目未満なら、早急に改善ポイントを整理しましょう。