「このままじゃ先細り…」整備工場の未来は“車販”にかかっている

このままじゃ先細り 整備工場の未来は車販にかかっている

こんにちは。車屋経営の仕組みづくりを支援している野瀬です。

こんなお悩み、あなたの工場でも感じていませんか?

  • 「整備や車検の売上が横ばい、むしろ減ってきた」
  • 「新規のお客さんが減っている気がする」
  • 「このままだと、10年後もこの工場が残っているのか不安だ…」

ここ数年、こうした相談が本当に増えています。
理由は明確です。整備業界が“構造的な転換点”に入っているからです。

EV・自動運転の普及で、整備業が“減っていく未来”は見えている

ハイブリッド、EV、さらには自動運転。
車はどんどん「壊れにくく」なり、「点検もいらない」と言われる時代が来つつあります。

「あの異音はなんだ…」「ゴトゴトいう足回りを診てもらいたい」
そんなニーズすら、電子制御の診断機で“ピピッ”と済んでしまうようになる。

つまり、“整備の仕事が減っていく”というのは、もう予測ではなく現実なんです。

整備だけでやっていける時代は、もう終わりつつある

これは脅しでも何でもなく、事実です。

実際、地方の整備工場では、毎月のように「廃業」「事業譲渡」のニュースが流れてきます。
長年地域に根ざしてやってきた工場も、「あと継がないから」と静かに看板を下ろしていく。

その一方で、「車販に本気で取り組んだ整備工場」は、逆に右肩上がりで成長しているのです。

「川上=車販」を押さえた工場が、生き残っていく理由

そもそも、なぜ整備業ではなく「車販」なのか?

それは、すべての入り口が“車を買う”ところから始まっているからです。

車販は“入り口”、整備は“出口”

1台の車を売ると、そこから以下のような連鎖が生まれます。

  • 購入(新車・リース・未使用車・中古車)
  • 名義変更・登録業務
  • 任意保険・自賠責
  • 1ヶ月点検・半年点検
  • 車検・定期整備
  • キズ・ヘコミ修理
  • 代替提案(+下取り)

1台売れば、最低でも「5年〜10年」の関係が続きます。
しかも、整備や車検より“利益率が高い”のが車販の魅力です。

お客さんの“最初の相談先”になれる強み

たとえば、こんな会話を思い出してみてください。

「そろそろ車買い替えようかな…でも、どこ行こう」
「ディーラー行ったら営業されそうやし…」
「そういえば、いつも点検してもらってるあの整備工場、聞いてみよか」

そう、お客さんから信頼されていれば、“相談されるポジション”になれるんです。

ここがディーラーや中古車販売店にはない、整備工場ならではの強みです。

整備士出身の社長が「営業」に悩むのは当たり前

ただ、ここで一つの壁にぶつかります。

「整備のことはわかる。でも、営業なんて教えられない」
「社員も“売る”のは苦手だし、そもそもやりたがらない…」

これ、整備士出身の社長“あるある”なんです。

「営業は苦手」…それでも売れる仕組みは作れる

じつは、営業経験がなくても「売れる仕組み」は作れます。

  • 「どんなお客さんに」「どんな流れで」「どんな提案をするか」
  • 「その場で決めさせない」「断られても次につなげる」
  • 「見積書に“魔法の一言”を入れる」

こうしたノウハウを仕組みとして整備すれば、
営業未経験のスタッフでも、車を売ることができるんです。

社長がやるべきことは「仕組みを整える」こと

  • 社員を根性で教育する
  • 営業経験をゼロから積ませる

これは非効率ですし、途中でやめてしまう可能性が高いです。

だからこそ、「売れる営業の仕組み」を外部のプロと一緒に作るべきなんです。

実例:社員が営業未経験でも月3台売れている工場の話

ある整備工場さんでは、新車リースのFCに加盟していましたが、最初は全然売れませんでした。

社員は整備士。営業経験ゼロ。
試乗会をしても反応なし…。チラシを配っても「ふーん…」という感じ。

ところが、営業の仕組みと“お客さまとの接点の作り方”を整えてからは、
月3台以上の販売が当たり前になり、整備・保険も連鎖的に伸びています。

未来を見据えるなら、「車販の強化」は避けて通れない

整備業は、すばらしい仕事です。
しかし、それだけで10年後に食っていけるとは限らない。

「車を売る=お客さんの人生に関わる」
「車を売る=整備・保険の売上も生む」
「車を売る=社員の未来もつくる」

そう考えると、整備工場こそ、車販に一番向いているのではないでしょうか。

最後に:一歩を踏み出したいあなたへ

もしあなたが、

  • 「営業の仕組みを取り入れたい」
  • 「社員が自然に売れるようになってほしい」
  • 「これからの時代を生き残る工場にしたい」

そう思っているなら、まずは一度、下記の書籍を読んでみてください。

私が17年間、現場で実践してきた「売れる営業の仕組み作り」を、
余すことなく詰め込んだ1冊です。

『車屋経営のマル秘戦略』
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あなたの工場に、希望の光が差し込みますように。

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