こんにちは。ナンバーワン自動車販売プロデューサー野瀬貴士です。
自動車整備工場の市場は縮小傾向にあり、電気自動車やハイブリッド車が増えてきた昨今では、整備の仕事は整備士ではなく、電気技術士の仕事になっています。
ガソリン車は2035年までにはガソリン車の販売停止となるので、今後の危機感を感じ、生存するために中古車販売や新車の販売などを考えている整備工場は多いと思います。
その時に考える手段は「中古車販売」これは行っている自動車整備工場も多いです。
その中古車もライバルの中古車販売店もあり、思うように車販が伸びないのが現状ではないでしょうか。
そんな自動車整備工場を中心に、小規模FC(新車リース)勧誘が増えているようです。
新車・新車リースのFC加盟は展示しなくてもいいので在庫を保有することなく新規事業を開業できるという触れ込みから加盟する整備工場は多いと思います。
私のところでも、整備工場さんから新車リースFCって本当に儲かるの?というご相談を最近何件か受けることがあります。
そこで、今回は新車FCリースについてお伝えしたいと思います。
新車リースFCって本当に儲かるの?
金利が安いからリース契約する人が多くなる。
今は車は所有する時代では無くなった。
だからリースはニーズがあります!と言われているのではないでしょうか?
実際はどうでしょう?
確かに稼げる事業の柱になったという整備工場も成功事例の中にあるのは事実でしょう。
ですが、多くの整備工場様は、この事業をきっかけに今までの顧客を失ってしまう可能性を秘めていることに気づいていません。
私は、新車リースのカラクリをちゃんと理解しないと儲かることはないと思っています。
これから、そのカラクリと気をつけなければいけないことを解説いたします。
▼関連記事
中古車販売店の新業態参入って本当に大丈夫?成功事例のトリックを信用する前に知って欲しいこと
新車リースのカラクリと問題点
新車リースを導入をしたことによってクレームが増えてしまった!という整備工場様からのお話を聞くことがあります。
その原因としてリースのメリットと言われることに実はカラクリがあるのです。
ディーラーより安いことをアピール
金利1.9%だからディーラーより安い!をアピール、でも、値引きは0のカラクリで、ディーラーはガッツリ値引きするから金利が多少4%とかだとしてもトータルだと変わらない。
新車リースはとくかくお得だとアピール
中途解約すると高額な違約金がかかるとか。1万で釣っておいて実際は2万とか、ボーナス払いあるとか、不信感を持たれる引掛け商法
新車が月々1万円で乗れる。
実は120回払いで10年支払い続ける。
とにかく現金価格じゃなくて、月々いくらでしか表示せずに安さをアピール
(例)ナビつけるなら月々2,200円、希望ナンバー付けるなら月々500円、回数もあやふやにして、いいことしか言わない、後でクレームになる。
このような問題点があります。
整備工場として今まで一生懸命お客様の車を見てきて、お客様の信頼を集めてきているはずです。
その構築してきた信頼関係をこのような売り方をすることで失ってしまっているのです。
いかがでしょうか?
今まで培ってきた信頼を切り売りしてまで、新車・新車リースFC加盟したいと思いますか?
実はそんなことをすることなく、信頼関係を構築しているお客様にはもっと簡単に、シンプルに事実を伝えることで車も得ることができます。
信頼関係の構築ができているのならば、あなたの会社の営業マンの声をすでに聞いてもらえる姿勢をお客様は持っています。
なので、もっとお客様の立場を考えただけで車を販売することができるのです。
▼関連記事
激安軽自動車専門店は本当に儲かっているのか?数字のマジックに騙される前に知っておくこと
整備工場が車を売るために今すぐ取り掛かること
整備工場のみなさんが、生き残って、収益を伸ばすためにすることは新業態の模索ではありません。
今まで信頼関係を構築してきたお客様との対話です。
お客様のニーズを的確に理解し、何を求めているのかをお客様から引き出すことです。
長年お客様の車の整備を行ってきたのですから、お客様との関係が深いところも多いでしょう。
その中から車の購入を必要としている人を探っていくことです。
その為には、顧客リストをもう一度洗い直す必要があります。
顧客リストの活用こそ、整備工場のみなさんが新規事業を成功させるために今すぐできることだと思います。
ただし、その活用方法を間違ってしまうと逆効果になります。
私が教えている集客方法では、顧客リストの正しい活用方法を学ぶことができます。